2023年2月のある朝、前の晩19時に外出した妻が7時半にようやく帰ってきた。
そして、事件を起こしてしまった。
「子供たちがどのような思いで夜を過ごしたのかわかっているのか!」と、気が狂ったように妻を何度も殴ってしまった。
酔っていたので、そのまま寝てしまった私は、8時半に玄関のチャイムで起きた。外には警察官がたくさんいた。
その時に初めてことの重大さに気づいた。「妻が警察に駆け込んで、警察は私を逮捕しにきたのだ」と。
「妻に全治一週間の打撲を負わせた傷害容疑」で午前中に取り調べ。
11時頃にアルコールチェックをされたところ、「0.33」という数字。
「0.15以上」で酒気帯び運転だと言われた。
「朝の7時半なら0.5~0.6位あったでしょうね」と、取り調べの刑事さん。調べたら、
「0.4~0.5で昏睡期(死の危険がある)」だそうだ。
妻が帰ってこないイライラで相当飲んだらしい。
決して事件を酒のせいにしているわけではないが、後悔してもしきれない。
昼は警察官付き添いでコンビニに行っておにぎりを食べた。
その後4時間くらい、逮捕状が出るまでただただ座って待った。
そして夕方、逮捕状執行。手錠をかけられる。
精神的ショックは思いのほか。
DNAを取られ、靴の裏を取られ、指紋掌紋を取られ、顔を撮られ・・・。
くそまずい弁当を夕飯として出され、留置場へと送られた。
電気は消さない、布団を被って寝てはいけない。
眠れない夜となった。